部署紹介

所長からの一言 「世界自然遺産の小笠原で働いてみませんか」


小笠原村診療所 所長 田中靖士

 皆さん、小笠原諸島のことをどこまでご存知ですか?

 世界自然遺産の島で多くの固有種が生息し独特の生態系を持つこと、東京から遠く南へ1000km離れていること、島へは週1便の船便しかなく25時間かかる超へき地であること、世界屈指のダイビングスポットであること、硫黄島をはじめ戦争の激戦の傷あとが今なお残っていること、へき地であるにもかかわらず東京都内でもっとも高齢化率が低く若者や子供の多い活気あふれる島であること、など数えあげればきりがないくらい文化的・地理的・歴史的にとても興味深いところです。

 そんな島でプライマリーケアを実践しながら暮らしてみませんか。平成26年度実績で年間外来受診者数10618人、1日平均患者数43.5人、年間入院患者数107人です。血算と限られた生化学検査、レントゲン、CT、X線透視、エコー、上部消化管内視鏡、聴力検査装置、細隙灯、眼底カメラなどの検査機器を備えています。また島内には消防救急隊はないため救急要請には診療所で対応し、消防団とも協力し現場出動もしています。重症患者は海上自衛隊に依頼し、飛行艇やヘリコプターで本土の都立広尾病院を中心に搬送しています。しかし、搬送要請から実際に搬送されるまで数時間を要し、その間のプライマリーケアから重症管理まで行います。また、こうして搬送した患者様が回復後に帰島されるため、その後の生活のフォローアップまで経験することができます。

 平成29年度から始まる総合診療専門医制度で、ここ小笠原村診療所は地域研修指定施設となります。専門科に限らない全科対応が求められるほか、乳幼児検診、妊婦検診、ワクチン接種、健康指導などの一次予防や健診などの二次予防、在宅診療、老人保健施設の嘱託医、死体検案、学校医業務など多くの責務を担っています。

 まだまだ数えあげればきりがありませんが、仕事でもプライベートでも、「ONLY ONE」日本中いや世界中でもここ小笠原でしか体験できないことにあふれています。ぜひ、小笠原で一緒に働き、遊び、ほかでは経験できないことを体感しながら、われわれと一緒に小笠原の医療を開拓しチャレンジしてみませんか。

小笠原村診療所所長 田中 靖士

部署紹介